お灸クイズ
臨床応用
下痢型過敏性腸症候群に対する隔物灸の3群試験(Ma ら)で、薬末入りの隔物灸群とプラセボ灸群を比べた結果はどれか。
選ぶと、その場で正誤・根拠・原著論文が出ます。
正解は B 両群に有意差は認められなかった
なぜ?
原著は4週時点について「HM群と FM群のあいだで GSRS 総点に有意差はなかった」と明記している。有意差が報告されているのは、隔物灸群と薬物群のあいだである。プラセボ灸群の GSRS 総点も 8.60 ± 0.276 から 2.93 ± 0.302 へ下がり、薬物群の 3.73 ± 0.449 より低い値を示している。薬末を入れた隔物灸と、小麦粉を入れただけの隔物灸に差がない以上、介在物の薬効を患者への説明の根拠にすることはできない。根拠:第6章
根拠
- 教材
- 灸の臨床|消化器② エビデンスと臨床判断
- 該当章
- 隔物灸の試験——薬末とプラセボに差はなかった
出典
- [6]Ma YX, Liu X, Liu CZ, Wang LP, Guo G, Du DQ, Wang ZL, Ma H, Qi P, Li ZF, Guo YP, Yi HQ, Gao SZ. Randomized clinical trial: the clinical effects of herb-partitioned moxibustion in patients with diarrhoea-predominant irritable bowel syndrome. Evid Based Complement Alternat Med. 2013;2013:605460. PMC3880695
PMC3880695
数値はすべて原著の報告値です。編者による推定値は載せていません。
もう少し詳しく
教材「隔物灸の試験——薬末とプラセボに差はなかった」の章へ → 教材『灸の臨床|消化器② エビデンスと臨床判断』の全体を読む →次のお灸クイズ
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